トガリアミガサタケ Morchella conica

2022/3/13,大阪府

トガリアミガサタケ Morchella conica

 子実体は高さ8から15㎝、中が空洞になる。頭部は円錐形から卵状円錐形、褐色から黒褐色、柄に隔生する。肋脈は黒褐色、縦脈がよく発達し、横脈は発達がやや劣る。柄は円筒形、頭部よりやや細く、地表付近で太まり、象牙色から淡赤褐色。微粉が柄の表面に付着する。

 2月から5月にかけて春季に発生し、イチョウやサクラの樹下で多く見られるが、そういった樹が無い環境にもしばしば発生する。温帯に広く分布する。

 まとめてブラックモレルとも呼ばれるオオトガリアミガサタケアシボソアミガサタケなどの複数の類似種があるほか、広義の本種とされるものにも複数の系統があると考えられており、これから細分化・整理されると思われる。ここで掲載した中にも複数系統あるかもしれない。

2020/3/9,大阪府 ここまでは同じイチョウ樹下に発生するタイプ。

2021/4/3,大阪府 スギ林に発生するタイプ。


参考文献-(8),(10)

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