2020/6/27,京都府 タイワンアリタケに寄生。 |
アリノミジンツブタケ(仮) Ophiocordyceps sp.
子実体は柄を欠き、トルビエラ型。子座は黄白色で、子嚢殻は裸生し、褐色から黒褐色。未熟な子嚢殻は、類白色。
イトヒキミジンアリタケに重複寄生するとされるが、タイワンアリタケに重複寄生することもある。
分子系統的な位置は未定だが、生態や形態などの点から、ツブガタアリタケ Ophiocordyceps sessilis に近縁だと思われるため、Ophiocordyceps属の未記載種として扱った。同様に、非常に近縁、もしくは同種だと思われる種に、フタイロスカシツブタケ Ophiocordyceps sp. がある。
また、ツブガタアリタケは、分子系統的な分析の結果、ツブノセミタケやクチキムシツブタケに近縁だとされており、(仮にツブガタアリタケと本種が近縁ならば)ツブガタアリタケや本種は、クチキムシツブタケなどと同じPerennicordyceps属におくのが適切かもしれない。
参考文献-(1),(20)
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