ツバキキンカクチャワンタケ Ciborinia camelliae

2021/3/7,大阪府

ツバキキンカクチャワンタケ Ciborinia camelliae

 子実体は菌核から発生し、有柄の椀型、淡黄褐色からくすんだ褐色。子嚢盤はしばしば皿型まで開くが、中央はくぼみ、直径5から20㎜。また子嚢盤の外面はやや粉状で、白色を帯びるが、後に薄れる。柄は長く、地中の菌核につながる。菌核は不定形、かさぶた型や類球形、黒褐色から黒色。

 春、ツバキ樹下に広く見られる。環境はあまり選ばないようで、都市部の公園や庭園などにもしばしば発生する。なお、少数ながらサザンカ樹下で発生した例もある。

 ツバキの花を変色させて落とすので、園芸では病害菌として知られる。

2021/3/23,兵庫県

参考文献-(8),(10),(11),(23)

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