2020/11/15,京都府 |
アヤカシクモタケ(仮) Hevansia sp.
子実体は高さ1-4㎜、細い棍棒状で複数本束生し、白色から薄黄色。表面は白色から薄い桃色の分生子で覆われ、粉っぽい質感をもつ。菌糸は薄く宿主を覆う。
小型のクモから発生し、空中湿度の高い沢沿いの葉裏などに着生する。管理人の観察地では晩秋から冬季と、冬虫夏草にしてはやや珍しい時期に発生する。
2020年11月の発見当初、管理人のTsukuruはタイ王国にて記載された Hevansia koratensis だと判断した。しかし、宿主が異なる点、またフィアライドの形態が異なる点などから、H.koratensis とは別種だという判断になり、アヤカシクモタケ(仮称)が提唱された。なお、国内においては、Gibellula leiopus などの未熟個体に似ているため、見逃されてきた可能性がある。
2020/1/11,京都府 |
参考文献-(4)
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