2021/7/25,京都府 |
ホソエノコベニムシタケ Blackwellomyces cardinalis
子実体はタンポ型もしくは棍棒型、長さ5~15㎜、1から数本直生、または地中で分岐する。地上部は淡橙色から橙色、地中部は白色を呈することもある。結実部の肉の色は白橙色から白紅色、子嚢殻は橙色から紅色、半裸性。
小形の鱗翅目の幼虫に発生する。
6月から9月にかけての夏期に発生。
本種の和名と学名には一時期混乱が見られ、ここで掲載した種をホソエノコベニムシタケ(財田型)としていたこともあったが、財田型をこの名前に当て、もともと記載されていた系統のものを保留種として整理された。
また、2017年になってCordyceps属からBlackwellomyces属(新設)に移された。
余談だが、「冬虫夏草ハンドブック」に掲載されている本種とされるものはウスアカシャクトリムシタケだと思われ、同じ個体の写真が「冬虫夏草生態図鑑」にはウスアカシャクトリムシタケとして掲載されている。
2020/7/24,京都府 |
参考文献-(1),(5),(18)
0 件のコメント:
コメントを投稿