2019/7/21,大阪府 |
カワラタケキセイキン Hypomyces subiculosus
寄主上に橙~深橙色のスービクル(子実体形成菌糸層,subiculum)をつくり、寄主の管口部またはカサの一部、しばしば寄主の発生基質をも覆う。このスービクル上に半ば埋没するように同色の子嚢殻を形成し、子嚢殻は楕円形から長楕円形。また、これらの組織は水酸化カリウムにより赤紫色に着色する。
周年、カワラタケをはじめとする硬質菌類の子実体上に発生する。経験上、寄主となるカワラタケは黒く傷んだ古い個体であることが多い。また、寄主のカワラタケは様々な環境で見られるが、本種は比較的空中湿度の高い場所を好むような気がする。
世界的な凡布種である。
本種と外見の似た近縁種として、タコウキンヤドリタケ H. aurantius が存在する。肉眼的な特徴は本種と酷似しているが、簡易的には発生時期で見分けられ、 H. aurantiusは4月~5月または 10 月下旬に発生時期が限定しているが、本種は周年見受けられる。ただし両種の発生時期が重なるときには、顕微鏡で子嚢胞子や分生子を観察しなければ同定できない。
また、本種とH. aurantiusについてはあてる和名に混乱が見られ、H. aurantiusをカワラタケキセイキンとしている文献もある。
参考文献-(12)
世界的な凡布種である。
本種と外見の似た近縁種として、タコウキンヤドリタケ H. aurantius が存在する。肉眼的な特徴は本種と酷似しているが、簡易的には発生時期で見分けられ、 H. aurantiusは4月~5月または 10 月下旬に発生時期が限定しているが、本種は周年見受けられる。ただし両種の発生時期が重なるときには、顕微鏡で子嚢胞子や分生子を観察しなければ同定できない。
また、本種とH. aurantiusについてはあてる和名に混乱が見られ、H. aurantiusをカワラタケキセイキンとしている文献もある。
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参考文献-(12)
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