2019/7/15,奈良県 |
カメムシタケ Ophiocordyceps nutans
子実体はミミカキ型、長さ35から100㎜、宿主から1から2本直生する。結実部は円筒形で長さ5から10㎜、径2㎜前後、未熟児には鮮紅色、後に赤橙色。柄は不規則にねじれた針金状で、黒色。子嚢殻は斜埋生。
各種林内地上で、露出または軽く埋まっているカメムシの成虫から発生。宿主のカメムシはカメムシ科、ツノカメムシ科、ヘリカメムシ科などが多い。
夏期を中心として5から10月にかけて見られる。しばしばクズやイタドリ群落下で群生することがある。
別名をミミカキタケという。変種にシロガシラカメムシタケ、キイロカメムシタケがある。また、本種の結実部には、しばしばエダウチカメムシタケPolycephalomyces sp.が重複寄生する。
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参考文献-(1),(2),(3),(4),(8),(11)
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