2019/7/15,奈良県 |
コシカケノムシピン Phaeocalicium polyporaeum
子実体は有柄でピンゴケ型、全体に黒色。頭部は子嚢を形成し、直径0.09〜0.16 ㎜。柄は長さ0.45から0.8 ㎜、太さ0.04から0.07 ㎜。
周年、シハイタケ属の子実体上に群生する。経験上、基質のシハイタケ属は緑藻に覆われているような古い個体であることが多い。日本では奈良・長野、海外では北米、ヨーロッパロシア、シベリア、カフカス地方から見つかっており、世界的な凡布種である可能性もあり、日本にも広く分布していると思われる。
外見の似た近縁種に、ノミピンゴケ P.compressulum、ニセノミピンゴケ P. fl abelliforme、ミツカベノミピンゴケ P. triseptatum が存在するが、これらと本種は、発生基質がシハイタケ属菌であるか否かで見分けられる。
参考文献-(13)
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