2020/4/26,大阪府 |
クロチャワンタケ Pseudoplectania nigrella
子実体は無柄の浅い椀形、直径3から15㎜。子実層面はややツヤがあり、ほぼ黒褐色から黒色、また周縁部は鋸歯状に盛り上がる。外面は黒色、粗面で、微毛を生じる。
早春から初夏にかけて竹林、針葉樹林で見られる。
外見の似た種に、クロヒメチャワンタケ、ニセクロチャワンタケがある。クロヒメチャワンタケは本種と外見が酷似している。ただし、クロヒメチャワンタケは発生期が初夏であるので、春季に発生するものはクロチャワンタケだと判別がつく。ただし発生時期が重なる初夏は、検鏡しなければ同定は難しい。
ニセクロチャワンタケは、本種より大きい、しばしば有柄、外面の微毛が肉眼で確認しづらいなどの点から本種と識別できる。
参考文献-(8),(11),(23)
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